保育士資格の筆記試験とは?9科目・合格基準・勉強法を解説
2026/10/29
投稿者:スタッフ
保育士資格の筆記試験とは?9科目・合格基準・勉強法を解説
保育士資格を取得するために保育士試験を受験する場合、まず合格しなければならないのが筆記試験です。
「筆記試験は何科目ある?」「何点取れば合格?」「一度に全部合格する必要がある?」など、これから勉強を始める方は気になることも多いでしょう。
保育士試験の筆記試験は、9科目をすべて一度に合格する必要はなく、合格した科目を活用しながら段階的に合格を目指せる仕組みになっています。
この記事では、保育士資格の筆記試験について、科目や合格基準、科目合格制度、勉強の進め方まで分かりやすく解説します。
保育士資格の筆記試験は9科目
保育士試験の筆記試験では、以下の9科目が出題されます。
・保育の心理学
・保育原理
・子ども家庭福祉
・社会福祉
・教育原理
・社会的養護
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
「教育原理」と「社会的養護」はそれぞれ独立した科目ですが、この2科目はセットで合格する必要があります。
筆記試験のすべてに合格した人が、次の実技試験へ進むことができます。(hoyokyo.or.jp)
保育士試験の筆記試験はどのくらい難しい?
保育士試験の筆記試験では、保育に関する知識だけでなく、福祉制度や法律、発達、栄養など幅広い内容が出題されます。
そのため、初めて受験する方は「覚えることが多い」と感じやすい試験です。
一方で、すべての科目を一度に合格する必要はありません。
科目ごとに合格を積み重ねられるため、自分のペースで資格取得を目指せることが保育士試験の特徴の一つです。
保育士試験の筆記試験は何点で合格?
筆記試験は、原則として各科目で満点の6割以上を取ると合格です。(hoyokyo.or.jp)
ただし、「教育原理」と「社会的養護」は注意が必要です。
この2科目は、同じ試験で両方とも6割以上得点する必要があります。
例えば、
教育原理:70点
社会的養護:40点
という場合、教育原理が6割を超えていても、社会的養護が6割未満のため、この2科目は合格になりません。
勉強するときは、教育原理と社会的養護を別々に考えるのではなく、セットで対策することがポイントです。
保育士試験は9科目すべて受けなくてもいい?
保育士試験では、受験したい科目だけを受験することもできます。(hoyokyo.or.jp)
例えば、前回の試験で7科目に合格している場合、次回は残りの科目を中心に受験することができます。
そのため、
「今回は得意な科目を中心に合格を目指す」
「苦手科目を次の試験までに重点的に勉強する」
といった進め方も可能です。
保育士試験の合格科目には有効期間がある
一度合格した筆記科目には、合格した年を含めて3年間の免除期間があります。(hoyokyo.or.jp)
例えば2026年に合格した科目は、2027年・2028年の試験でも免除の対象になります。
ただし、すべての科目に合格するまでに時間がかかる場合は、免除期間を意識して受験計画を立てることが大切です。
保育士資格の筆記試験はどんな問題が出る?
筆記試験では、選択式を中心とした問題が出題されます。
単純に用語を覚えるだけではなく、法律や制度、保育の考え方などを事例に当てはめて考える問題もあります。
そのため、参考書を読むだけでなく、過去問を繰り返し解いて出題形式に慣れることが重要です。
間違えた問題は答えだけを覚えるのではなく、「なぜその答えになるのか」まで確認しておきましょう。
保育士試験の筆記試験はどう勉強する?
筆記試験は9科目あるため、最初からすべてを完璧にしようとすると負担が大きくなります。
まずは試験範囲を確認して、科目ごとに勉強時間を分けていきましょう。
まずは過去問を解いてみる
勉強を始める前に、一度過去問を解いてみるのもおすすめです。
「思ったより分かる科目」と「ほとんど分からない科目」が見えてくるため、自分の得意・不得意を把握できます。
苦手科目に時間をかける
すべての科目を同じ時間勉強する必要はありません。
福祉制度や法律など、覚える内容が多い科目は早めに取り組み、比較的理解しやすい科目は過去問中心で進めるなど、メリハリをつけましょう。
過去問を繰り返す
一度解いて終わりではなく、間違えた問題を繰り返し解くことが大切です。
同じ問題だけでなく、関連する内容まで確認すると、知識が定着しやすくなります。
保育士試験の筆記試験はいつから勉強する?
勉強を始める時期は、これまでの知識や勉強時間によって変わります。
仕事をしながら受験する場合は、毎日まとまった時間を確保するのが難しいこともあります。
そのため、試験直前に一気に勉強するよりも、早めに少しずつ進めておくことがおすすめです。
「1日30分だけ勉強する」「平日は1科目、休日は過去問を解く」など、自分が続けやすい方法を決めておきましょう。
保育士資格の筆記試験に合格したら実技試験へ
筆記試験の全科目に合格すると、実技試験へ進みます。
実技試験では、
・音楽に関する技術
・造形に関する技術
・言語に関する技術
の3分野から2分野を選択します。(hoyokyo.or.jp)
そのため、筆記試験の勉強をしながら、早い段階で「実技はどの分野を選ぶか」も考えておくと安心です。
特に造形や音楽は練習時間が必要になるため、筆記試験が終わってから準備を始めるより、余裕を持って取り組むのも一つの方法です。
保育士試験の筆記試験に合格した後は?
筆記試験、実技試験の両方に合格したら、保育士資格取得に向けた手続きを進めることになります。
資格取得後は、保育園や認定こども園などで保育士として働くことができます。
未経験から保育士として働く場合は、給与だけでなく、
・新人へのフォロー体制
・研修制度
・職員同士の雰囲気
・保育方針
・勤務時間
・書類業務の負担
なども確認しておきたいポイントです。
保育士資格取得後の就職先選びも大切
保育士試験に合格することがゴールではありません。
資格を取得した後に「どんな園で働きたいか」まで考えておくと、就職先を選びやすくなります。
求人票だけでは分からない園の雰囲気や職員体制などもあるため、園見学や面接で確認しておきましょう。
「資格を取ったけれど、どの園が自分に合うのか分からない」という場合は、複数の求人を比較しながら考えるのもおすすめです。
保育のソムリエなら資格取得後の就職も相談できる
保育士・幼稚園教諭専門の転職支援サービス「保育のソムリエ」では、保育士試験の合格後の就職についても相談できます。
「まだ就職するか決めていない」「どんな求人があるか知りたい」という情報収集の段階でも相談できます。
求人票だけでは分からない園の雰囲気や働き方も確認しながら、自分に合った職場を探していきましょう。
まとめ|保育士資格の筆記試験は計画的に進めよう
保育士資格を取得するための筆記試験は、9科目すべてで6割以上を取ることが基本の合格条件です。
「教育原理」と「社会的養護」はセットで合格する必要がありますが、その他の科目は一度にすべて合格する必要はありません。
合格した科目は一定期間免除されるため、過去問を活用しながら、自分のペースで合格科目を増やしていくことができます。
これから勉強を始める方は、まず9科目の内容を把握し、得意・不得意を整理するところから始めてみましょう。

