苦手な仕事を克服する為には
2025/05/16
投稿者:編集部
苦手な仕事を克服するには
子どもは好きだけど「保育士に向いていないかも…」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。保育士の仕事は幅広くこなすことも多く、上手くできずに先輩保育士に叱られてしまったり、保護者との関係に悩むこともあるでしょう。保育士が苦手な仕事を克服するためにはどうしたらいいのか、解決するうえでのポイントも含め解説していきます。
■保育士の苦手な仕事に多い製作を克服するには
保育士の苦手な仕事に多いのが製作です。絵画制作は、保育士として働くうえで必ずついてくるものです。各クラスの壁面製作や、子どもの製作あそびの見本作りなどさまざまなケースが考えられます。クラスのなかに複数の担任がいる場合は交代制で準備もできますが、1人で担当している場合はそうもいきません。
製作が苦手な保育士は、なんでも自分で決めようとしないこともポイントです。なかには「全部自分で決めないといけない」という使命感や責任感が強く、余計に苦手意識を感じてしまう子とも少なくありません。ときには子どもの発想力に任せてみてもいいですし、子どもに協力してもらう方法もあります。
製作活動にとって重要になるのは、子どもたちが豊かな発想力を持って発揮できる環境を整えられるかどうかです。あとは大人も一緒になって楽しめればいいという考え方そのものを変えていくことも必要です。手形や足形をとって作品にしてもいいですし、保育士自身が楽しめるようになると少しずつ苦手意識を軽減できるようになります。
■保育士の苦手な仕事ピアノを克服するには
保育士のなかには、苦手な仕事でピアノをあげる人も少なくありません。ピアノが苦手といっても指が思うように動かない人もいれば、ピアノをひきながら歌うのが難しい、楽譜を読むのに時間がかかるなど人それぞれ違います。ピアノの場合は、がむしゃらにやっても、すぐに上達するわけではないのが難しいところです。
仕事がある平日に練習をするのは難しいので、まずは長期休みに季節の歌をまとめて練習することをおすすめします。一度でも弾けるようにしておくと、指が感覚を覚えているので必要なときにきちんと弾けるようになります。苦手な部分を重点的に練習しつつ、取り出し練習を進めていくことがおすすめです。
練習をしても思うように弾けないときは、部分的にCDを使ってみてもいいですし保育園に相談してみるのも一つの方法だと思います。
■保育士の苦手な仕事の人前で話すのが苦手を克服するには
保育士の仕事は、参観日や発表会のときに保護者の前に立ってしゃべらなくてはいけないこともでてきます。保育士にとってコミュニケーション能力は欠かせないものになり、時には落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。保育士でも、人見知りの人もいればあがり症の人もいるなど、個人差があります。
人前で話すときのポイントとして、目線を少し上に向けるのをおすすめします。正面を向いてしまうと、前にいる人の顔が見えてしまうので余計に緊張します。視線を少し上にすることで、緊張せずに話せるようになります。最初は、上司や先輩の真似をしつつ、とにかく場数をこなすことで人前で話すことに対して苦手意識を持ちにくくなります。
■保育士が苦手な仕事を克服するために覚えておいてほしいこと
保育士が苦手な仕事を克服するために、いくつか覚えておいてほしいポイントがあります。
・とにかく相談してみること
苦手な仕事があってもつい一人で解決しようと、頑張りすぎてしまう保育士も少なくありません。苦手な仕事が辛いと感じているのであれば、同じクラスの先輩や上司、同僚に相談してみるのも一つの方法です。保育士によって、必ず苦手な仕事があるものです。話を聞いてもらうことですっきりすることもありますし、適切なアドバイスや意外なアイデアが浮かぶきっかけになることも少なくありません。ときには手伝ってもらうことも必要ですし、役割分担をするなどの対策を考えていきましょう。
・苦手な仕事の多い保育園かどうか事前に確認すること
近頃は、保育士の業務削減も進んでいます。そのため、保育園を決めるときのポイントにしてみてもいいと思います。例えば、製作が苦手な保育士は、壁面製作を一から作り直すのではなく、ラミネートして何度も使えるように工夫している保育園もあります。保育園ならではの働きやすい環境を作るための工夫をどうしているのか、製作活動にどの程度力を入れているのかも含め、確認するようにしておきましょう。
■まとめ
保育士にも苦手な仕事があるからこそ、まずは一人で抱え込もうとせずに相談できる環境を整えていくことも大切です。期日内に終わりそうにないときも早めに相談することで、手伝ってくれることもあるでしょう。また、苦手だからとネガティブにとらえるのではなく、ちょっとした工夫や気持ちの持ち方を変えてみてください。苦手なことがあるからこそ、苦手意識を持った子どもの気持ちに寄り添える、素敵な保育士を目指せると思います。