どちらがいいの?公立保育園と私立保育園の長所と短所の比較
2022/04/05
投稿者:編集部
公立保育園と私立保育園の違い
「公立保育園と私立保育園は何が違うの?」
「保育園で働きたいけど、公立と私立どちらがいいの?」
保育士としての就職を考える際に公立と私立どちらを選べばいいのか分からないという質問は多いです。
今回は、そんなあなたのために公立保育園と私立保育園の違い、それぞれの特徴、メリットデメリットについて解説していきます!
公立保育園と私立保育園の違いは?
公立保育園と私立保育園の大きな違いは運営元にあります。
公立保育園…自治体
私立保育園…社会福祉法人、学校法人、NPOや民間企業など
公立保育園で働く際のメリットは?
ここでは、公立保育園で働く際のメリットを挙げていきます。
それでは見ていきましょう。
1.給与、待遇が良い
公立保育園の保育士は公務員のため、給与が安定しています。
また、昇給や賞与も与えられ、福利厚生も充実しています。
産休、育休もとりやすいため、保育士を長く続けることができます。
このように、公立保育園では給与、待遇が充実しています。
2.残業が少ない
公立保育園の保育士は、私立保育園の保育士と比較して残業時間が少なく、比較的定時で帰れる印象です。
勤怠管理がしっかりしているので、サービス残業をさせられることもないでしょう。
決められた時間内できっちり働きたいという方は、公立保育園がおすすめです。
3.保育内容がどの園でも均一
同じ自治体の公立保育園では、自治体によって決められた基準で運営しているため、保育の質に大きな違いがないです。
同自治体の別の保育園に異動になったとしても安心です。
公立保育園で働く際のデメリットは?
ここでは、公立保育園で働く際のデメリットを挙げていきます。
メリットと比較して検討してみましょう。
1.公務員の採用試験に合格する必要がある
公立保育園の保育士は、保育士資格を取得するだけでなく公務員の採用試験の保育枠に合格する必要があります。
公務員の採用試験は難易度が高いと言われているため、保育士資格とは別で対策をすると良いでしょう。
2.年齢制限がある場合がある
公務員の受験に年齢制限を設けている自治体もあります。
そのため、正職員で公立保育園の保育士になりたい場合はなるべく早く公務員試験を受ける必要があります。
30歳を制限にしている場合もあるため、公立保育園の保育士を目指す場合には留意しておきましょう。
3.異動がある
公立の保育士には異動があります。
大抵の場合は数年単位で他の公立保育園やその他施設に異動になる場合が多いようです。
勤務先が保育園ではない場合もあるため、注意と覚悟が必要です。
私立保育園で働く際のメリットは?
ここでは、私立保育園で働く際のメリットを挙げていきます。
上述の公立保育園のメリットと比較してみましょう。
1.それぞれの保育園に個性がある
私立保育園は公立保育園と違い、それぞれの園ごとに個性があります。
スポーツや音楽、英語などさまざまなことに力を入れている保育園も多く、自分に合った教育方針の保育園を見つけることもできるでしょう。
2.年齢制限がない
私立保育園では公務員試験を受ける必要がないため、園の基準や方針にもよりますが基本的に年齢制限がありません。
ご自身の希望に合うタイミング・年齢で目指すことができます。
3.異動がない
法人の方針にもよりますが基本的に異動はなく、1つの園で長く働くケースが多いです。
同じ園で長期的に経験を積みたい方は私立保育園がおすすめですし、場所が変わらず働けるというのは精神、心理的にも負担が少ないです。
私立保育園で働く際のデメリットは?
1.残業が多い
私立保育園は公立保育園と比較すると残業が多い印象です。
保育士は残業が多い、という社会のイメージ通り、残業や持ち帰り仕事が問題視されてきました。
しかし働き方改革と共に残業や持ち帰りを禁止している園も多いです。
一概に残業が多いとは言えないので、確認すると良いでしょう。
2.待遇に差が大きい
私立保育園の保育士の給与や待遇は園の経営状態に左右されることが多いです。
こちらも園によって違い一概には言えないので、確認する必要があります。
「保育士は給料が低い」というイメージがありますが、保育士の需要の高まりや処遇改善が求められている現在は高待遇の園も増えてきています。
まとめ
以上、公立保育園と私立保育園の違いでした!
まとめると、
・公立保育園は自治体が、私立保育園は民間が運営している ・公立保育園は公務員試験の合格が必須で異動がある ・私立保育園はそれぞれの園に個性がある ・公立、私立問わず自分に合った園を選ぶことが大切である |
このようになりました!
公立保育園、私立保育園にはそれぞれメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。
自分がやりたいこと、重視していることを照らし合わせて、働く園を決めることができるといいですね。
保育のソムリエでは、保育の現場に精通したキャリアソムリエがあなたのお悩みをお伺いし、就職・転職のサポートさせて頂いております。
保育士として就職・転職を考えている際は、保育のソムリエまでご相談ください。