「モンテッソーリ教育」って何? 具体的な考え方や内容を解説!

03-6910-5120

(月~金(土日祝日除く) 9:00~20:00)

「モンテッソーリ教育」って何? 具体的な考え方や内容を解説!

「モンテッソーリ教育」って何? 具体的な考え方や内容を解説!

2025/03/28

投稿者:編集部

モンテッソーリ教育とは



子どもの数ある教育方法のなかでも「自己教育力」の存在を前提にしている教育法といえば、モンテッソーリ教育です。

世界140カ国以上で行われている教育でもあり、100年以上の歴史を持っています。なによりも大人がやらせたいことを進めていくのではなく、子どものやりたい気持ちを大切に育て、サポートしていく方法です。モンテッソーリ教育とはなにか?考え方や、ご家庭での取り入れ方について解説していきます。

 

■モンテッソーリ教育とは

 

モンテッソーリ教育は、イタリアの医師・教育者として知られるマリア・モンテッソーリによる教育法です。

モンテッソーリ教育の自己教育力とは、子どもは自ら育つという考え方であり、自己教育力を発揮できるようによく観察し、子どもに必要な環境を整える必要があります。自己教育力を高めることで、子どもの自立を促す目的があると考えられています。

 

マリア・モンテッソーリは、当時では珍しい女性医学博士です。クリニックの助手として知的発達遅延時の治療や教育担当を担うことになりました。感覚教育法を取り入れることによって、知的水準を高める大きな成果を上げたことでも知られています。1907年には最初の「子どもの家」を設立して、貧困家庭の子ども向けに教育を行いました。実践を繰り返していくうちに、子どもたちを観察し築き上げたものこそがモンテッソーリ教育です。

 

■モンテッソーリ教育の考え方

 

子どもは誰しも自己教育力を持っている、というのがモンテッソーリ教育の考え方です。例えば、子どもは教えなくても話そうとしますし歩こうとしつつ成長していきます。特に0歳~6歳の乳幼児によく見られる「敏感期」は、特定の能力を得るために強いエネルギーの出る時期のことをいいます。この時期に、モンテッソーリ教育を取り入れ、子ども自身が吸収し成長していくことが重要です。

 

モンテッソーリ教育における基本の考え方を4つ説明します。

 

1. 子どもの「やりたい」気持ちを尊重する

2. 子どもの自立を促すための環境を作る

3. 子どもの自分で選ぶ力を育てる

4. 伝えて認めること

 

それぞれ見ていきましょう。

 

1. 子どもの「やりたい」気持ちを尊重する

 

モンテッソーリ教育では、子どもの「やりたい」気持ちを大切にしています。

保護者の方や先生に「やりなさい」と言われ取り組むものは「外発的動機付け」と呼ばれており、子どもにとってもやらされている感を覚えてしまうだけです。

 

子どもが自分からやりたいと思う気持ちは「内発的動機付け」と呼ばれているものであり、本来の学びの形といえます。親の意見を押し付けて考えるのではなく、子どもの考えを尊重してあげることで自己教育力を高めるようになります。つい子どもに口出ししてしまう保護者の方もいるのですが、ときには見守ることも大切です。

 

2. 子どもの自立を促すための環境を作る

 

モンテッソーリ教育では、子どもが大人に頼ることなく自分の力で対応するための環境づくりが欠かせません。

子ども自身が自ら成長するための主体性は、環境が整ってこそ生まれるものといえます。例えば、子どもが朝の準備で洋服を着替えるときに選びやすい環境を整えておくことも、自立を促すことに繋がります。洋服の種類ごとに分けて保管しておき、子どもの手の届く位置に置けるように整理しておきましょう。

 

3. 子どもの自分で選ぶ力を育てる

 

モンテッソーリ教育では、子どもが自ら選ぶことを重視しています。

大人がつい口を出したくなってしまうこともありますが、子どもが自分で選ぶ行動こそが内発的動機を促進することにも繋がります。人生は常に選択の連続でもあるからこそ、判断し自分で選びとるための経験を積んでいくことが重要です。日々の行動のなかで「どんな遊びをしようかな」「どんな絵を書こうかな」など些細な選択でもいいのです。積み重ねていくうちに、選び取ることの意味を理解できるようになります。まずは子どもたちがその経験を積んでいけるようにしましょう。

 

4. 伝えて認めること

 

モンテッソーリ教育では、子どもを叱るのではなく「伝える」ことを大切にしています

叱るのは、しつけとは言えず「叱られたくないからこれをやろう」と外発的動機付けになってしまいます。どうしてこの行動が必要なのかを理解できなくなってしまいます。また、褒めるときにも、ただおだてるだけの言葉で称賛するよりも「よく見て描けたね」と子どものことを認めてあげるようにして下さい。結果を褒められるよりも、自分の行動を認めてもらえたことが嬉しくなりますし、子どもの自信にも繋がっていきます。

 

■モンテッソーリ教育の5つの教育

 

モンテッソーリ教育の基本思想をもとに、5つの教育を提唱しています。

 

1. 感覚教育

2. 言語教育

3. 日常生活における教育

4. 算数教育

5. 文化教育

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

1. 感覚教育

 

知性を備えた人間に成長するために重要な教育です。感覚教育を通して人間が生まれながらに持っている、自己成長発達力を自ら成長し発達させていきます。周囲の環境に対して主体的に関わりを持つようにしつつ「聴覚」「視覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」の五感を使い、記憶や創造などの知性を刺激していきます。

 

感覚教育では「段階づける」「対にする」「分類する」の3つの操作があり、脳の前頭葉を刺激し知性を芽生えるようにしていきます。積み木や円柱さしなどのおもちゃを使い、ものを観察し考える力を身に付けていきます。

 

2. 言語教育

 

コミュニケーションツールとして言語教育は必要です。特に乳幼児期はなんでも吸収する時期だといわれています。この時期に、周囲で話している言葉を母国語として習得するようになります。人間はもともと言葉を学ぶための脳を持っており、適切な時期に触れることで言語能力を高められると考えられています。

 

言語教育は子どもの発達に合わせて進めていく必要があります。文字に興味を持った時期に、教具を使いつつ語彙力や文法、文章構成を学んでいきます。

 

3. 日常生活における教育

 

日常生活のなかで起こる運動のことをいいます。子どもたちが環境に適応するための働きになり、自分の意思通りに動かすことを目的としています。運動を通して精神の発達も促進されていきます。日常生活ではなんでも真似をしたがる「模倣期」を利用していきます。着替えにしても、観察してできるようになりますし、身づくろいが自分でできるようになります。シール貼りで指先を動かしつつ、集中力を養うのもおすすめです。

 

4. 算数教育

 

算数教育は、感覚でとらえる「数量」から入ります。他に数量を言うときに使用する「数詞」や、描く時に使用する「数字」などの関係を重視しながら進めていきます。算数棒を使って、数量や数字を遊びながら一致させる方法もありますし、身近なものの数を数えたりビーズ遊びなども算数教育の一環と言えるでしょう。

 

5. 文化教育

 

総合教育であり、幅広い分野の学習に対して興味を持ち学んでいきます。子どもが知りたいと思ったことに対して、興味を持てるように種まきをしていくことが目的です。例えば植物や生き物を身近な存在として小さな命を育てるのも、文化教育の一環です。命の大切さに気付き、育てるためには何が必要なのか、愛する気持ちも育てていきます。

 

■まとめ

 

モンテッソーリ教育は、子どもの自立を促し集中力や積極性を促す教育です。また、自分の作業を誰にも止められず達成できたことで自信に繋がり、情緒の安定に繋がります。あくまでも子どものサポートを行うことで、やりたいことに存分に向き合い達成感や心の落ち着きにも繋がっていきます。身近なものからモンテッソーリ教育がとりいれられるので、子どもの自己教育力を高めるためにも取り入れてみてください。

 

ご登録・お問合せはこちら!

無料会員登録

03-6910-5120

月~金(土日祝日除く)

9:00~20:00

電話で相談 LINEで相談