保育士の給料事情(都道府県ランキング)どの県が一番高いの?

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保育士の給料事情(都道府県ランキング)どの県が一番高いの?

保育士の給料事情(都道府県ランキング)どの県が一番高いの?

2022/06/05

投稿者:編集部

保育士の給料事情(都道府県ランキング)どの県が一番高いの?

 

「保育士になりたいけれど、給料が安いと聞く...」

「なるべく年収が高い都道府県で保育士になりたい!」

このように、保育士を目指しているけれど給料面に不安の声が多くあったり、なるべく給料が高い都道府県で働きたいと考える人も多いと思います。

今回は、そんな疑問を解決するために保育士の年収を都道府県別に紹介していきます!

 

保育士の平均年収

賃金構造基本統計調査によると、令和2年の保育士の平均年収は321万円ほどとなっています。

日本の平均年収と比較して低い傾向にあり、月給で換算すると27万円程度、初任給は21万円程度が相場となっており、アルバイト、パートの場合は平均時給が1034円、派遣社員の場合は1287円となっています。

このように、正社員、アルバイト、パート、派遣社員ともに給与が低い傾向があります。

(国税庁の令和2年度「民間給与実態統計調査結果」から)

 

都道府県別の平均年収

保育士の平均年収は、都道府県によって差があります。

一番平均年収が高い都道府県は栃木県で、令和2年度の場合434万9500円、続いて千葉県が433万8600円、愛知県が403万6200円となっています。

一方、一番平均年収が低い都道府県は、福島県の300万5800円、続いて秋田県が311万7900円、山形県が316万2800円となっています。

保育士の給与は都道府県によって差が大きく、一番高い栃木県と一番低い福島県では100万円以上の差があります。

 

以下は、47都道府県別の平均年収です。

北海道3,165,500円

青森県3,818,200円

岩手県3,429,900円

宮城県3,428,300円

秋田県3,117,900円

山形県3,162,800円

福島県3,005,800円

茨城県3,660,800円

栃木県4,349,500円

群馬県3,254,500円

埼玉県3,641,300円

千葉県4,338,600円

東京都3,984,900円

神奈川県4,026,100円

新潟県3,230,000円

富山県3,476,600円

石川県3,588,400円

福井県3,673,900円

山梨県3,329,700円

長野県3,453,200円

岐阜県3,756,500円

静岡県3,821,600円

愛知県4,036,200円

三重県3,553,700円

滋賀県3,693,000円

京都府3,998,500円

大阪府3,853,000円

兵庫県3,926,700円

奈良県3,607,400円

和歌山県3,205,000円

鳥取県3,546,500円

島根県3,345,500円

岡山県3,252,800円

広島県3,603,900円

山口県3,470,900円

徳島県3,352,900円

香川県3,559,800円

愛媛県3,197,600円

高知県3,692,700円

福岡県3,558,700円

佐賀県3,283,900円

長崎県3,728,600円

熊本県3,405,200円

大分県3,423,600円

宮崎県3,796,600円

鹿児島県3,458,700円

沖縄県3,373,200円

 

出典:e-Stat_政府統計の総合窓口:令和2年賃金構造基本統計調査

 

上記のように、都道府県によって平均年収に差があります。

 

なぜ保育士の給料は安いのか?

保育士は子どもの命を預かる知識や専門性が必要な大切な仕事ですが、なぜ給料が安いのでしょうか?

ここでは、その大きな理由を2つ解説します。

 

1.仕事内容が軽視されていた

 

保育士は責任が重く簡単な仕事ではありませんが、保育園のシステムが始まった当初はその仕事が軽視されていました。

実際は専門的な知識や経験が必要なのに、子供をみるという仕事内容から子育ての延長だという誤認識が広がり、それが今も続いているということが多いです。

そのため保育士という仕事の社会的価値が認められず、給料が安い原因の1つにつながってしまっています。

 

2.公定価格の問題

 

私立保育園の場合、保育士の給料は国から支給される「公定価格」から支払われている場合がほとんどです。

しかし、国は園に必要最低限の保育士数分しか公定価格を支払わないため、それより多い数の保育士を雇っている保育園はその分のお金を想定人数以上の保育士で分け合っているという実態が起こっています。

 

その結果、給料が安い原因の1つにつながってしまっています。

 

 

まとめ

 

以上、保育士の給料事情についてでした!

まとめると、

 

・保育士の平均年収は都道府県によってかなり差がある

・一番平均年収が高い都道府県は栃木県

・一番平均年収が低い都道府県は福島県

・給料の安さには仕事内容の軽視や公定価格の問題などの背景がある

 

このようになりました!

保育士の仕事は内容も給料面も大変なことが多いですが、それでもやりがいを感じられる仕事でもあります。

お金以外のことでもメリットデメリットを考えて、将来の選択肢にしてくださいね。

この記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。

 

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